2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

私たちは何を守るのか?

大方の予想通り、民主党が圧勝した。めでたく政権交代となるようだが、健全な二大政党制がととのうには、もうしばらく時間がかかるだろう。政界再編という言葉が叫ばれて久しいが、現在が世界史的な転換期にあたるというのが本当なら、再編が常態となるのは…

たんに本が好きというだけなら

ちょっと前に編集の下請けを受注した本の原稿がようやく揃い、原稿整理と割付にとりかかれることとなった。というわけで、今日は一日、基本的に仕事をするつもり。 とはいえ、明晩以降は、政権交代だのなんだのというニュースに、気持ちが巻き込まれることは…

「たけくまメモ」を読んで

夕方、時間的にちょっとした余白が出来た感じになったので、数日前から気になっていた、下記の「たけくまメモ」のエントリに目を通した。 ・須賀原洋行氏のご批判について(1):たけくまメモ http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-09de.ht…

「聡明」になるための哲学

昨日とよく似た書き出しになるが、先月、極東ブログのエントリ「[書評]中学生からの哲学「超」入門 ― 自分の意志を持つということ(竹田青嗣)」(参照)を読み、このところ啓蒙書というものについて持続的に考えていることもあり、すぐに買って読んでみるこ…

ここからはじまる

昨日だったかの極東ブログのエントリ「[書評]Shall we ダンス?(周防正行)」(参照)で、役所広司が演じた、くだんの映画の主人公が、なんと自分と同じ、42歳という設定だったことを知り、ちょっと愕然としてしまった。 そもそも、あの映画は、1996年に公…

シンフォニア・ダ・レクイエム

昨夕は山科のホテルのレストランで父と会食した。この季節になると父は毎年京都にやって来る。醍醐寺の古文書調査に参加するためである。大学院生の頃にはじめて参加し、父にとっては今夏で47年目ということだが、調査事業自体はあと2、3年で100年を迎える…

黄昏れるコサギ氏

Quiet Bon Holiday in Shiga Miidera Temple

Peaceful Bon Holiday in Sagawa Art Museum

平和学を学ぶ人のために

午前中に、大岡昇平の『俘虜記』のなかの「八月十日」という章を読み返す。「広島市民とても私と同じ身から出た錆で死ぬのである。兵士となって以来、私はすべて自分と同じ原因によって死ぬ人間に同情を失っている」(新潮文庫、336頁)という一節は、相変わ…

たまには徒然なるままに

昨日の日記の写真が嘘のように、今日は一日中ずっと雨だった。昨日は思い切って朝から泳ぎに出て正解だった。思い切ってといっても、自転車で10分の浜なのだが。今日は久しぶりに本棚の整理をした。処分すべき本がやはり20冊ほど出た。CDも3枚ほどピックア…

真野浜にて初泳ぎ

みちでバッタリ

少し前に、太田光が高史明にインタビューしているNHKの番組(ETV特集「いのちの声が聞こえますか」)が、4本に編集・分割されてYouTubeにアップされているのを見つけた(参照)。 それで、昨晩視聴したのだが、正直なところ、なにが言いたいのか、よくわか…

スリランカの王様に

ささやかなトラブルがつづき、あいかわらずバタバタした毎日であるが、このところ勉強の面ではちょっとした進展があり、かえってブログを更新する気が起きない。 本を読んだり考えごとばかりで、仕事がなかなかはかどらない。財布はゆっくり薄く軽くなるばか…

HANA-BI