私はとても疲れていたようだ。昨晩は嫌いと書いたけど、これまでの人生のなかで、モーツァルトの音楽を、どれだけ繰り返し聴いてきたことか。 たとえば、クラリネット五重奏曲。 Mozart Clarinet Quintet on period instruments Part 1 k. 581 これは、子ど…

ウィトゲンシュタインの日記には、モーツァルトについての言及もまた、複数箇所に散見される。そのなかのひとつ、『反哲学的断章』に、こんな記述がある。1946年に書かれたものである。 「モーツァルトは音楽に『美しいもの』しか許さなかった」とグリルパル…

大岡昇平の『野火』の中に、こんな言葉が出てくる。戦場で捕虜となり、復員して精神病院に収容された主人公は、こう書く。 五月の或る日にこの精神病院に連れて来られて、比島の丘の緑に似た、柔かい楢や椚の緑が、建物を埋めているのを見た時、ああ、この世…

忙しい時に限って、こういうの見つけちまうんだな（うんうん）。ひとつずつ見るの励みに、頑張ろうかな（そうそう）。それとも、全部見て元気もらってから、仕事にかかろうかな（おいおい）。 赤塚不二夫とトンデモない仲間達！！ 1/8 赤塚不二夫とトンデモ…

ここ数日、とある原稿の点検をしている。日本の文化や思想について歴史的に概説した単著なのだが、はじめの方に、日本人と自然環境とのかかわりについて述べている箇所があった。 そこに、古来、日本人は、雨が少ない場合は雨乞い、逆の場合は止雨の祈りを捧…

黒海の東岸で、戦争が起こっているらしい。毎年、八月になると、戦争のことを考える。ちょうど一年前も、敗戦記念日をめぐって、下手くそなものではあるが、日記を書いた（参照）。 しかし、同じようなことを書くのはつまらないし、私は、八月以外にも、折に…

一昨日、ネットで注文した本が届いた。中学以来の畏友ぶんのすけさんの主催する超訳文庫 byぶんのすけのWeb shopで発売になったばかりの、『超訳【維摩経】』である。 中身は同サイトの【維摩経】のページでも読むことができるのだが、クリーム色の書籍用紙…

少し前に読み終えていた本だが、聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)作者: 中村光出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/23メディア: コミック購入: 62人 クリック: 567回この商品を含むブログ (752件) を見る ついつい他愛のないギャグマンガとして、当たり…

知人のブログで紹介されていたので、さっそくやってみました（gooラボ - ブログ通信簿）。 主張度が「２」ってのは、たしかにそうかも。明日から天才詩人を目指します。

久しぶりに村上春樹を読んだ。『東京奇譚集』という短篇集である。とくに大きな感興もなく、一日一篇ずつ淡々と進み、昨晩、最後の「品川猿」を読了して布団に入った。 そうしたら、明け方、かなり鮮明な夢を観た。それで、目が覚めてから、心が落ち着かない…

スーパーセンター・イズミヤ堅田店にて購入。 名前は“メンズ・ムゲロ”。たぶん中国生まれ。 シマノ６段変速付き。27インチ。 由緒正しき直立式スタンド。 わーい！

たまには仕事のことも書いてみよう。昨日は無事、ひとつゲラを印刷所に返却した。明治期の翻訳文学に関するもので、明治の先人達が、当初、英語の原文を分解し、カタカナ表記のルビ、日本語訳のルビ、返り点や送り仮名を付して、漢文訓読法のような手法で文…

あな、忙しや、忙しや。ややこしいゲラの整理が、たぶん明後日まで続きそう。とにかくフリーランスは納期厳守なので、YouTubeとかLast.fmをかけながら、まだまだ頑張ります。 Bob Dylan - Jokerman 歌いながら右手を挙げるあたりまではばっちりなんだけど、…

天才バカボンは、厳格だった父が、一緒に書店に行った時に、珍しく機嫌良く買ってくれた、とくべつな漫画でした。 かつて天才少年だった僕は、小学校低学年の頃、テストの時間になると、いつも早々に答案を書き終えてしまうので、裏に好きな絵を描くことを許…

おかげさまで仕事が途切れず、忙しい毎日が続いている。されど、「働けど働けどわが暮らし楽にならざり。ぢっと手を見る」。ぢっと、ぢっと、ぢっと。いくら見ても、妙案は浮かばず。 先月書き殴ったエントリのつづきを探究するため、神学書なども買い集めた…