2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

おしゃれなのんのんさん

昨日は、夕方から出町柳で出版関係者の会合があった。それに先立ち、昼前に京都入りした私は、まずはいつものごとくジュンク堂書店京都BAL店で新刊書をチェックし、8Fのモーリスカフェでゆっくり珈琲を飲んだ。 その後、鴨川を北上、二条辺りで西に方向…

私の精神は脆く弱い

先週は、なんだかんだ言って、ある事件に関する判決とそれをめぐる報道に、心を乱されるところが大であった。 私は、附属池田小事件の際に、死刑についてはそれなりに時間をかけて考えたことがある。 そして、大澤真幸さんの書かれたある文章(参照)を読ん…

致良知

今日は、車で安曇川町まで出かけてみた。目的地は、近江聖人中江藤樹記念館である(参照)。 中江藤樹(Wikipedia)は、本年が生誕四百年祭にあたるらしく、先月上旬より新聞等で名前を見かけることも多く、暖かくなったら行ってみようと思っていたのが、よ…

シュガータイム

一週間前、東京から帰って来る日に「スイカ」を買った。しましまの果物じゃないよ。JR東日本の「Suica」である。 これまでは、ふだん使っているJR西日本の「ICOCA」しか持ってなかったんだけど、都内で私鉄の乗り換えやバスに乗る時にいちいち足止めを食…

Paris, Texas - Ending Scene

そもそも、橋の上で男が叫ぶシーンを紹介し、自分でもその場面と言葉を反芻したかっただけなのだが、思わぬ方向に心が動き出し、ストーリーにまで踏み込んでしまった。 けれども、もともと、この映画を見たことのない人も多かろうし、わざわざ、レンタルショ…

Paris, Texas - Super8 Scene

昨日に引き続き、映画『パリ、テキサス』のワンシーンを、ご紹介させていただきたい。 http://youtube.com/watch?v=Dt42lwoHp9U この世に生を受け、成長して大人になり、伴侶を得て家庭を持つ──こういった幸せを、享受する者もいれば、そうでない者もいる。…

There will be no safety zone !

以下は、ヴィム・ヴェンダースの撮った映画『パリ、テキサス』(Wikipedia)の中の、私の好きなシーンである。 以下は、英文サイトで見つけたスクリプトより。 You will all be caught with your diapers down! That is a promise! I make you this promise …

蓬莱浜より琵琶湖を望む

本日は完全休養日。明日からまた頑張ります。 北方向 南方向 正面

久しぶりの東京行き

出張と帰省を兼ねて、木曜日から東京に行ってきた。山手線と西武線を乗り継ぎ、駅の改札を出て歩き始めると、郷に帰ってきたという実感が、ゆっくりと湧き上がってくる。 ソウルの愛を東京で 上石神井ゴルフ 桑原甲子雄風に 母校正門前 30年前の通学路

読書中

次は、長らく積ん読状態だったこの本を読書中。ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書)作者: 永井均出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/01/01メディア: 新書購入: 11人 クリック: 70回この商品を含むブログ (115件) を見る

満開の棚田桜と水仙と代掻き

今日は天気がいまいちだったが、昼すぎに仰木に出かけてみた。今森光彦さん命名の「棚田桜」は、まさに満開。あちこちの田んぼで、代掻きがはじまっていた。写真に写り込んでいるダイサギは、ミミズでも食べていたのだろうか。双眼鏡を忘れたのがおおいに悔…

〈子ども〉のための哲学

前々回の記事で紹介した、ヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン・天使の詩』に出てくるペーター・ハントケの詩「わらべうた」の第二連は、こんな内容である。今回は、日本語版字幕より、邦訳のみを抜き書きする(全文を読みたい方は、こちら)。 子供は子供…

パピプペ パピプペ♪

他所よりも若干遅れて、湖西の桜も数日前に満開となった。私が暮らしている団地の敷地内でも、小さい子どもを連れた母親たちが、花見のような風情で歓談を楽しんでいる。 さて、満開の桜と言えば、その下には死体が埋まっているという伝承や、あるいは安吾の…

Als das Kind Kind war

以下は、映画『ベルリン・天使の詩』(Wikipedia)の冒頭で朗読される、ペーター・ハントケ(Wikipedia)の詩の第一連である(全文を読みたい方は、こちら)。 Lied Vom Kindsein – Peter Handke Als das Kind Kind war, ging es mit hängenden Armen, wollt…

Midnight Rambler

さすがに連日出歩いている訳にも行かず、今日は、ほぼ全日、仕事部屋に籠もりっきりで原稿の整理と論文の下読みに精を出しておりました。が、しかし、今は息抜きの時間であります。 で、先日、最近洋楽を聴き始めたという甥っ子にこのCDをすすめたことを思…

棚田桜はまだ五厘咲き

一昨日から昨日にかけて、福岡から姉と甥(新・高1)と姪(新・小5)が遊びに来てくれた。一昨日は、京都観光をし、夕方遅くに拙宅に到着。にぎやかな夕食と楽しい歓談のひとときを過ごす。甥と姪が就寝してから、大人は炬燵を囲み芋焼酎と鮒寿司で明け方…

特別の愛でふるえて欲しい

こんなわしだけど、冷たい目で見ないで! http://youtube.com/watch?v=AUeP831errg 元祖天才バカボンの春(作詞・赤塚不二夫 作曲・渡辺岳夫) 枯葉散る白いテラスの午後三時 じっとみつめて欲しいのよ 特別の愛でふるえて欲しい 四十一才の春だから 元祖天…

もっと聴いていたいんだけど

ロマーヌのCDのうち、どれを買ったらこういう曲が入っているのかが、まったくわかりません。もしどなたかご存じの方がおられましたら、ご教示いただければ幸いです。しかし、渋いなー。 Romane- Gypsy jazz guitar

心を温かくするもの

以前、イリーナ・ラトゥシンスカヤの書いた『強制収容所へようこそ』という本のことを紹介したことがある(参照)。この本についての理解が少しだけ前に進んだので、今日は、そのことについて書き記しておこうと思う。強制収容所へようこそ (双書・20世紀紀…