2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

誰も知らない私の悩み

また仕事が忙しくなっている。こういう時はかえって自分の考えが進んだりすることもあるが、入稿前の原稿を一行ずつ点検・修正する作業の間は、ひたすらパソコンに向かわざるをえない。そうなると、YouTubeが格好の息抜きになり、日記に貼り付けてBGMにする…

特捜最前線〜私だけの十字架

最近、維新期のことを考えることが多い。だからという訳ではないが、「篤姫」を面白く見ている。天璋院役の宮崎あおいはもちろん、家茂役の松田翔太もなかなかの好演である。 松田翔太と言えば、松田優作の息子だが、優作と言えば、「太陽にほえろ!」でジー…

秋の夜長にグルダを聴く

これまで、折に触れて、グールド、ホロヴィッツといったピアニストを紹介してきたが、20世紀を代表する巨匠と言えば、フリードリヒ・グルダのことを忘れてはなるまい。 グルダは、Wikipediaにもあるように、「バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの演奏を…

極秘プロジェクト進行中

以下の資料につき、これから順次、読む、ないしは眺めるつもり。理想の国語教科書作者: 齋藤孝出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (17件) を見る理想の国語教科書 …

秋分の日の仰木

おじいちゃん、残念でした。

二ヵ月ぶりに散髪に行った。家から直近の理容室に行き、スタイルについては、二ヵ月分切ってくれとだけ言う、というのが私の流儀だが、ここ数年は、直近ではなく、格安の店に通っている。 格安料金のチェーン店というのは、たいてい数人の理容師がいて、流れ…

仕事帰りに棚田に立ち寄る

読書中

仕事上の必要があり、本日より読書開始。山崎正和を読むのは、じつは初めて。柔らかい個人主義の誕生―消費社会の美学 (中公文庫)作者: 山崎正和出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1987/03/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 38回この商品を含むブログ (…

近所の公園の蓮池より

破局への衝動をめぐって

大澤真幸の『不可能性の時代』のVI章は、こんな風に書き起こされている。 「現実」から【「から」に傍点──引用者】逃避するのではなく、「現実」へと【「へと」に傍点──引用者】逃避する者たちがいる。現代社会を特徴づけているのは、伝統的な前者(「からの…

いたわる、ねぎらう、ほめる

一昨日の福田康夫首相の辞任会見に関して、知人がブログで「あの会見に集まった記者の中で、前任が突如放り出してねじれの中誰もやりたくない重責を一手に背負ってなんて労いのコメント、それどころかそんな意志すらまるでなかったことが僕には異常としか思…

ラヴェルは好き!

音楽ネタ、YouTubeからの引用が続いて恐縮だが、勢いがついてしまっているので、今回もまたクラシックについて書くことにしたい。 たとえば、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章。 Mozart Piano Concerto, K. 488 (Zoltán Kocsis) movement 2 この…